2017.01.20
葬儀のマナー(服装編)
葬儀のマナー
服装編
葬儀(葬式・告別式・通夜)に参列する際に知っておきたいマナーについてまとめてみました。悲しみの御報せは突然やってきます。それほど頻繁にあることではないのでマナーを知らないことが多いようです。葬儀のマナーはいざという時にとてもやくだちますし、しておかなければ常識の無い人だと思われてしまうことも。ぜひ参考にしてみてください。
家族葬のメリットとデメリット
家族葬にしようかどうか迷っている方は、一度、メリットとデメリットを並べて整理してみましょう。メリットとデメリットを比較することで、家族葬について検討しやすくなると思います。
~葬儀の服装~
現代では、喪主や遺族をはじめ、お通夜や葬儀・告別式に参列する人も全員が着用するのが一般的となっています。喪服 のマナーとして、一般的には遺族・親族などの喪家側は正装、会葬者・参列者側は略式となります。正装と略式では見落としがちな細かな違いがあるので注意しましょう。会葬者・参列者側で参加する場合は、和服は避けたほうが良いです。葬儀や法事を通して「遺族・親族よりも格式が上の喪服を着てはならない」という決まりがあります。そして、最近では喪主や遺族も準喪服であるブラックスーツやブラックフォーマルを着ることが多いので、それよりも格上になる正式喪服は参列者は着ることはありません。
男性の服装
男性の正装 喪服
上下のブラックスーツ(ダブルまたはシングル)
白シャツ、黒ネクタイ
靴は金具のない黒、靴下も黒の無地
アクセサリー類ははずす(婚約指輪以外)
男性の略装 喪服
ブラックスーツ、ダークスーツ(濃紺や濃グレー等の無地や地味なストライプ等のスーツ)
白シャツ、黒ネクタイ
靴は金具のない黒、靴下も黒の無地
アクセサリー類ははずす(婚約指輪以外)
略装の 喪服 は、上記で説明した正装の 喪服 に比べて、流行を取り入れたデザインが許されています。勤務から駆けつける場合は、ブラックスーツ・ダークスーツに、ネクタイと靴下を黒に替えればいいでしょう。
女性の服装
女性の正装 喪服
膝が隠れるくらいの黒のアンサンブル、スーツ
靴は黒のパンプス、(サンダル、ミュールなどのつま先が出るものはNG)ストッキングも黒
結婚指輪以外のアクセサリーは控える
黒のバッグ
女性の略装 喪服
黒や地味な色のアンサンブル、スーツやワンピース
靴は黒のパンプス、(サンダル、ミュールなどのつま先が出るものはNG)ストッキングも黒
黒のバッグ
正装と比べて、結婚指輪以外のアクセサリーをつけても大丈夫です。結婚指輪以外のアクセサリーは着用しないのがマナーですが、パールやオニキス、黒の髪飾りなどはOKとされています。パールアは「月の涙」「涙の象徴」とも言われ派手さも控えめなため着けてもよいと言われるようになりました。
葬儀での髪型・メイク・ネイルのマナー
髪型は装飾品は避け、ロングヘアはひとつにまとめるなどシンプルに小さくまとめましょう。メイクはベースメイクはマットで自然な仕上がりにするように心がけましょう。ラメなどは避け、アイメイクもベージュ系などの縫っても目立たない控えめな色合いで。ノーメイクでの葬儀参列は葬儀で大変な思いをしている遺族よりやつれてみえるのでNGです。ネイルも透明やベージュ、薄いピンク等極力目立たないような色を。ネイルは透明やベージュ以外は落としていくのがマナーです。ジェルネイルやアートなどすぐにおとすことができないネイルには葬儀用の黒の手袋をつけて対応しましょう。
最後に
葬儀のしきたりや風習は、地方によって様々です。ネットなどで調べることも大切ですが地域でのしきたりがある場合は事前に確認し、そちらを優先しましょう。またマナーなどに気をとられてしまいがちですが、一番大切なことは故人を偲ぶ気持ちをおろそかにしないことです。遺族の方の気持ちに寄り添い、最期のおわかれに臨みましょう。